2006年01月11日

【文庫版】模倣犯 1〜5巻

【文庫版】模倣犯 1〜5巻・著:宮部みゆき
『な、そうだろ?終わってなんかいねえよ。鞠子は返ってこねえんだよ。鞠子を返してくれよ。鞠子を返してくれよ。俺の孫を返してくれよ。たった一人の孫娘だったんだ。返してくれよ』

ああー。
実は昨年読みましたが、年末〜年明けが会社の事情で慌しく書き込みが出来なかった…とか言い訳してみたり。
やっと書けますヨ!
(゚ω゚=)

さて、私と「模倣犯」の出会い…それは映画です。(苦笑)
これ↓


趣味の試写会に投稿してたら当たったので知り合いと観に行ったのですが…
これがまぁ…ゴニョゴニョ…としか感想が…
感想は人それぞれの感性なのでこの映画を愛している方がいらっしゃったら申し訳ないのですが、ぶっちゃけク○むかっ(怒り)個性的な映画だったわけです。
※私、この監督の作品好きじゃないんです;きっと。
「黒い家」(原作は夢中になった、怖すぎて)も「失楽園」もダメだった。
一応観て判断してるんですがもうやだ〜(悲しい顔)
原作と違うラストシーン(当時の売り部分だったらしい;)は驚愕ですよ、つか、観てて何が起こったのか分からなかった…がく〜(落胆した顔)
話のネタなら是非観るのをお勧めです。
年末の深夜に日テレで放送してましたね〜。
いや、じいさん役の山崎努さんとかピース役の中居クンとかキャストはね、頑張ってるし、合ってると思いました…がやはし…話が…
←こんなHPを見つけました。映像化には色々あったんですなぁ…

当時の職場でやはりこの原作本を読んで
「すごく面白いので映画も期待です」
とゆってた方がいてですね…
私は観た翌日
「(;´Д`)ノあれはその…どこら辺が良いのですかね?」
と失礼な事を言った記憶があります。
当時から原作は読みたかったがあの厚さと値段に躊躇して
「いつか文庫が出たら」
と思ってました。
それが今実現しましたよ。
でも、全5巻だけどね。(笑)

公園のゴミ箱から発見された女性の右腕は、連続女性殺人事件の犯人からの宣戦布告だった。
この事件をきっかけにそれに関る人々を描く話。
一見全く関係のない登場人物同士が出会い、事件を軸に悪くも良くも運命が変わってゆく。
すごく沢山のキャラが出てくるのですが、それらがごちゃごちゃしないで話にリンクするのってスゴイです。
しかも、それぞれの考え…1つの事件に対しても受取る人間の環境や状況で受取り方が違うし、考えも変わるというか…がとてもしっかり描かれている。
文章は実に丁寧でどちらかというとあっさりめな印象を持ちました。
が、内容は実に深く考えさせられるものでした。
(宮部みゆき先生の本は初めて読みました。)

文庫にして5冊はやはり長いのですが、長さを感じさせず読ませるのはやはり作者のテクニックなんでしょう。
私も、最初の1巻は結構ダラダラ読んでたのですが、2巻・3巻と勢いがついて
「ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿4巻・5巻はいつ出るの!」
と思ったくらいです。

最初のインパクトが映画版なせいか、どうしても比べてしまってアレなんですが…
映画版は「孤独でカリスマな犯人」のピースを描き、原作版はどこまでもずるくて往生際の悪いピースであって、そこが違和感になるのかな…とも思うのです。
話の流れでいったら、絶対手落ちが多いですもの、ピース。
だって、ラスト、あんな挑発にのって思わず告白してしまうくらいにうかつなんですよ?
ボイスチェンジャーの事も気づいていなかったんだよ?


ラストシーンは静かに終わりますが、じいさんの言葉は胸が熱くなりました。
機会があったら是非読んでみてくださいませ。
(映画化よりドラマ化希望だなぁ…時間をかけて描いて欲しい。)

■宮部みゆき先生が所属する大沢オフィスの公式HP

posted by トルテ at 20:33| 東京 ☀| 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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